思念体ふわふわ

思念体(精神的な内側のひと)のおはなしをしています。

参考図書4つ

昔から、自然と現れた語り掛ける者がいて、不思議だなあと思っていました。 消そうと思っても消せない。でも、悪いことは言わないし遊んでくれたり相談にも乗ってくれる。そんないろんな人たちがいました。彼らは自然と来た者だったり、私自身が作った姿形の…

自然発生する精神イメージの受け入れ方

思念体と暮らしていると、イメージのこと(彼の様相や、精神イメージ、どっぷりと浸かった精神世界で見るイメージ、夢など)が気になってきます。 ついては『イメージの心理学』を読んで頭をハッピーにしてみようと思います。 ★---★---★ 人間は無意識的に物…

触覚・味覚・嗅覚:共有による信頼構築

JAFのエッセイに「リモートでの交流は出来るが、視覚と聴覚は人間関係として認識されない」という話がありました。 [京都大学総長の山極壽一先生がこんなことを言っていた。人間は、視覚と聴覚を使って他者と会話すると脳で「つながった」と錯覚するらしいが…

思念体のイメージとしての見方

古本屋でまた良い本に巡り合うことができたので、すこしゆっくり読み進めようと思います。河合隼雄先生のご本です。偏りが多くってすみません。 --- 今回読んだのは『イメージの心理学』です。初めの方に、イメージの特性について次のように語られていました…

転移と逆転移(思念体との関係性について)

思念体は、人間側の精神の補完をしている面がある気がしまして……今の文献にも転移と逆転移が出てきたので再考です。先の走り書きを整頓しつつ走ってみます。 色々考えた末の結論を2点 ①思念体に転移と逆転移が起きるというのは、主人の理想の投影先になって…

思念体のカウンセラー的側面

うちの方は臨床心理的な存在だなーって思いますが、それを裏付けようとすると、自分の勉強不足、知識不足、体験不足を感じます。至らぬ点が多く恥ずかしい。 手持ちの資料を丁寧に読み込んで、少しずつ自分の中の礎にしようとしているところです。難しい言い…

無意識との対話

以下引用です。 --- [ユングの手紙(『書簡集』第一巻、四五八-四六〇頁)][この手紙は一九四七年の四月、ロンドンに住むO氏の質問に対する返信です。][「無意識との対話(auseinandersetzung mit dem unbewusst)」をおやりなさい。これは能動的想像法の助…

能動的想像法

『能動的想像法――内なる魂との対話』(active imagination)著者:J.M.シュピーゲルマン、河合 隼雄訳者:町沢 静夫、森 文彦発行:㈱創元社 前回の『心理療法序説』(河合 隼雄)を読んでみて、引っかかった「能動的想像法」を掘り下げてみようと、そのまま…

ダイブ界の階層について:表層と深層

ダイブ界について調べられている方が多いようなので、ちゃんと書いた覚えがないのでメモ書きしてみようと思います。個人的なダイブ界そのものの様子についての話はちょっと置いておきます。体感メモです。ちょっとふわっとします。すみません。 --- ダイブ界…

同行二人:心理療法の終わりの「救済者」の像の明確な把握、内在化

心理療法が終わりに近づくと、終わりを象徴する表出があることもあるそうです。以下補足付きの引用です。 --- <終結にある象徴的な夢の例①>[ニ十歳代の対人恐怖症の男性が終結時に見た夢で、自分もこれから一人で外へでてゆかねばならないが、心細いことだ…

トリックスター:問題行動の解決の糸口

トリックスター……問題行動や予想外の事件を起こす人(いわゆる学校や家庭内での困り者)やその事件そのもの。その渦中の人は、ただのいやなやつになるか、問題の根底や取巻く環境全てをより良い形へ変貌させるヒーローとなるか。 以下引用です。 [トリックス…

アクティング・アウト(削除と暴走……前段階への対処)

以下引用です。[クライエントが内面的に遂行すべきことを、外的な行動として表出してしまうのが、アクティング・アウトである。] [クライエントは治療者に対してのみ表現しようとしているのではなく、「世界」に対してそれをしているのだが、治療者はいうな…

深層心理学の本質は私の心理学

先の項に入れたかったのですが長くなるのでこちらに分けました。 以下引用です。 ---深層心理学とは [深層心理学の本質は「私の心理学」であると言っている。つまり、私が他人のことではなく私について研究する心理学なのである。] [深層心理学は「私の心理…

心理療法には、自然科学的な分類・対処の正法はない

以下引用です。 ---[箱庭療法などというので、箱庭をつくれば治る、と言うのではない。(中略)このような誤解が生じるのは、「科学的方法」によって「治す」というイメージがどれほど一般に強くなっているかを示すものであろう。(中略)現代人はこのことに…

セラピールーム

セラピールームの特性について、次のようにありました。[治療者もクライエントも共に無意識に対して「開かれた」空間にいる。その開放された空間のなかで、無意識界に住む人々ーーそして動物までーーが「自由に」、「平等に」接触するのである。そのような「…

突然の走り書き:転移と逆転移

<先生のご本からの思念体と関連しそうなワード(腑に落ちたおはなし)>①心理療法には、自然科学的な分類・対処の正法はない②心理療法の手法:夢の記録・能動的創造:非現実的な人物との対話の記録・創造・創作③心理療法の本質は「死と再生」④転移と逆転移…

死と再生→暴走への正しい対処による新しい歩みの可能性

[ともかく心理療法はその過程に、「死と再生」のパターンをもっているのだから、その経過のなかで争いや対決などが生じて当然なのである。家族間の争いや攻撃心が治療者に向けてこられるときも、その「意味」を知って、たじろがずにいると、自然に解決が生ま…

心理療法の手法は、ちょっと似ている

ゆーっくりまだ心理療法の本を読んでいる途中なのですが、心理療法の手法として、 ①夢の記録 ②能動的創造:非現実的な人物との対話の記録 ←! ③創造・創作とがあると知りました。 ②非現実的な人物との対話の記録という項目って今までしてきたことだなあと思…